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きっと、どこかで聴いたことがあるはず。CMにも使われたりします。
『ジムノペディ』は古代スパルタンの戦死した勇士を悼む踊りから着想したと言われるピアノ曲で、22歳の時の作品。 このサティという人、とにかく奇人変人だったようだが、同時代のドビッシーとはなぜか気が合った。 シンプルでちょっと物憂げなメロディは、まさに現代にぴったりの曲想と言える。 勉強時のBGMとしても最高です。
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セレナードとは、もともとは恋人の窓辺で演奏する恋歌のことをいったのだが、18世紀以降は王侯貴族の食事や行事などで演奏する器楽曲、あるいは管弦楽曲となった。 チャイコフスキーはことのほか日本人好み。 このセレナードも尊敬するモーツァルトのセレナードに似せて、弦楽5部(弦楽四重奏+コントラバス)だけで演奏する4つの楽章を書いた。 いかにもチャイコフスキーらしい甘い叙情性と均整のとれた古典的な美しさを、弦楽だけで表現した名曲だ。 曲の出だしはきっと誰でも一度は聴いているはず。
地上のモノとは思えぬ、美しい弦楽の世界を堪能してみましょう。 このアルバム中のモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」も絶品です!! |
日本人にとって複雑な心理が働くのが、このオペラ「蝶々夫人」。 長崎の若い芸者「蝶々」さんはアメリカの海軍士官ピンカートンを真剣に愛し結婚するが、彼にとっては一時の現地妻。 彼はアメリカに戻り、その帰りを待ちわびる蝶々さん。 3年たってようやく戻ってきた彼には正式な妻がいることを知ると、その妻に愛児を託して蝶々さんは自ら死を選ぶ。
若きカラヤンの指揮はどんなディテールにも真情がこもっており、内面の心の動きに応じて、変幻自在に表情を変えていくところが非凡である。 1955年の録音だが、演奏解釈にまったく古臭さが感じられないのはすごいことだ。 ラストはカラスの真骨頂!感動的な名唱です。
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★ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番:地球の上の美しい世界
ハイティンク率いるコンセルトヘボウ管弦楽団の、どこまでもひろがるロシアの広大な大地のような緩やかなバックに、アシュケナージがロマン溢れるアルペジオを展開する様は、まさに圧巻。 まったく文句のつけようがない、ラフマニノフの決定版である。 1楽章の凄まじさといったらこの上ないし、2楽章の抒情感も、泣けてくるほど。 3楽章も、抜群のセンスのをもったアッチェランド(急に速くなる)で、魅了する。
すさまじく、そして美しい弦楽セクションが、この曲全体を支配している。 トゥッティの迫力も、この上ない。 こんな美しい世界が地球上にあったのだろうか・・・・・・・。
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